サービス業はむずかしい・・・ 2003.5.24(SAT)
1年にせいぜい1回か、あっても2回、我が家でも泊まりで出掛ける事があります。この時ばかりはフリマの事は忘れて休養のためのお出掛けです。何もせず、のんびり温泉に浸かって、おいしいもの食べて、というのが目的なので、行き帰りに観光するなんて事はほとんどありません。でも、途中のおいしいパン屋さんに寄ったり、朝市や道の駅で土地の農産物を買うのは大の楽しみ! ついついたくさん買い込むなんて事になります。
近頃は、お気に入りができてほとんど同じ場所に泊まって、ゆっくりするためだけの旅です。それに遠くに行くのは疲れるので苦手ですから、大げさに「旅」なんていえないかもしれませんけど。
我が家の場合、家からあまり遠くなく、温泉があり、静かな所。旅館(ホテルではなく)は部屋数が少なく、食事はもちろんおいしく、放っておいてくれる宿・・・。というごく当たり前の(ではない?)ところが好き。食事中に「女将でございます」とかいって、ケバい着物を着た厚塗りの人が現れるようなところはごめんです。この条件に、出せる宿泊料などを考えると、いやなかなかいい所はありませんねー。
そんな我が家ですが、久しぶりに連休中に出掛けてきました。行こうかと決めた4日ほど前にインターネットから予約を入れたのですが、平日だったので全然問題なく空いていて、無事予約と相成りました。有名な水上温泉から、車でほんの10分ほどの小さな温泉地です。
10年ほど前に3回ほど出掛けていた所ですが、ほかに好きな場所ができたため、ずっと行ってなかったところでした。まあ、たまには別の所に行ってみるか、なんて言いながら、久しぶりに訪れたのでした。
お部屋係りの人に案内されて、やれやれとくつろいだのですが、ブーンと目の前を飛ぶものが・・・。なんと1匹のハエがいるではありませんか。気になるんですよ、ほんとに。おしぼりを手に格闘すること30分? Cooperさんがやっとの思いで捕まえたのでした。これはもうかなり印象を悪くした出来事でしたが・・・。
明るいうちからのんびり温泉に入り、新緑を眺め、ただそれだけでも幸せですね。やがてお楽しみの夕食。ここは部屋食なのです。が、意外にも部屋食って何だか落ち着きませんね。温かいうちに運ぼうと、仲居さんが廊下を行ったり来たりしているのが聞こえて、持ってくるその度に一々ご挨拶を・・・。自分より年輩の方が一生懸命頑張っているのを見ると何だか申し訳ないような気がして。
それはさておきそのお料理ですが、味はおいしいのですが、献立に今ひとつ工夫がほしいところ。まず、山の中なのになぜ「鰹のたたき」なんか出るんだ? しかも時々食べてる生協の「藁焼きたたき」の方がおいしいぞ。「鱒のマリネ」もちょっとね。という感じで品数も充分過ぎるほどありましたが、求めていた山の幸を堪能する、という満足感はありませんでした。
備え付けのお茶は3種類もあり、なんとコーヒーまであってこれはすごく気が利いていてうれしかったし、着替えのゆかたやバスタオルもあり、なんと夜食(おいなりさん)や梅干しの用意まであって、痛々しいほどの気の使いようなのでしたが・・・。
それにしてもお客さんの求めるものって、みんなそれぞれ違うはずですから、難しいのでしょうね。うちは放っておいてほしいけど、他の人は女将が挨拶に来なかったなんて言っているかもしれないし・・・。お料理もすごく満足したという人から、ぜんぜんだめだったという人まで、それはもうみんなが満足なんていうのは不可能な事ですね。
そこをどうするのか。お客を選ぶしかない? それができればいいでしょうね。そういえば前にインターネットで見た宿は、「こういう事をお望みのお客様には満足いただけないと思います」というような項目を書いてある所もあったっけ。こういうのいいかも、と思った私です。行く前からどんなところかだいたいわかるもの。サービス業ってほんと大変だなあ、と実感した旅でした。
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